『つらいから青春だ』の著者・キム ナンド先生にメールで人生相談してみました~前編~
2010年に韓国で発売され、ミリオンセラーになった『つらいから青春だ』の著者であるキム ナンド先生に人生相談のメールを送ったことあります。
私がキム ナンド先生を知ったのは、”NHK白熱教室”という番組の再放送がきっかけでした。
当時の私は会社の上司とそりが合わず、うつ病を患い実家で療養していました。
頭の中を占めていたのは、「やりたいことが見つからない。なんで夢を持てないんだろう。夢を持てない私はどこかおかしいんじゃないか」ということ。挫折感に襲われて、どうしようもなかったです。まさに人生のどん底・暗黒時代でした。
そんな時、母からソウル大学の教授がNHKの番組で取り上げられていて、すごく面白いから見たほうがいいとオススメされました。
母が録画をしておいてくれた番組を見て、ぽろぽろ泣いて家族をびっくりさせたことを覚えています。まさに不遇をかこっている自分に対する激励のメッセージだと確信しました。
番組の中で紹介されていたことを、簡単に紹介すると…
- 人生時計
→人生を80年という視点で考える必要性。
人間の人生80年を24時間で考えると、10歳が3時、20歳で6時に該当する。多くの若者が人生の全盛期を20代後半・30代前半と考えるが決してそんなことはない。人生は長く、20歳で失敗したからといって、人生がそのまま台無しになることはない。
- どんな花でも美しい
→梅の花、バラの花、菊の花。それぞれに美しいのに、人は一番最初に咲く梅の花になりたがる。
- 自分に対して、デイトレーダーにならず長期投資家になれ
→自分が何をしたいのか振り返って見つめなおし、自分という株に長期投資してほしい。そうして30年・40年と自分という株が成長するのを待て。
番組を見て、さっそく『つらいから青春だ』(日本語版)・『最高の自分をつくる人生の授業』(日本語版)を購入し、韓国人の友人に頼んで『つらいから青春だ』の韓国語版も買ってもらいました。
3日で日本語版『つらいから青春だ』を読み終え、自分の悩みを打ち明けたい・メンターになってもらいたいという思いに駆られました。
ソウル大学のHPからキム ナンド先生のメールアドレスを調べ、先生にA4用紙3枚にも及ぶ長文のメールをお送りしました。
メールの内容は中編で紹介します。