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韓国から帰国して2年後に、韓国語能力試験(TOPIK)の6級に受かるまで~①~

 私は韓国から帰国して2年後に、韓国語能力試験(TOPIK)を受験しました。その結果、日常的に韓国語を使う機会がゼロにもかかわらず、6級に合格することができました。そこでこの記事では、私がどのような勉強方法をしていたのかということを紹介したいと思います。

 これから韓国語能力試験(TOPIK)を受験しようと思っている方や受験に興味がある方にとって、少しでもお役に立てればうれしいです。

 

 

*そもそも韓国語能力試験(TOPIK)とは何か?

 

 韓国語能力試験(TOPIK)とは一体どんな試験なのでしょう?。

 公式HPには以下のように記載されています。

 

 

 

 韓国語能力試験は、大韓民国政府(教育省)が認定・実施する唯一の韓国語(ハングル)試験です。韓国語(ハングル)の教育評価を標準化し、韓国語(ハングル)学習者に学習方法を提示するとともに、韓国語(ハングル)の普及や、試験結果の学習・留学・就職等への活用などを目的に、世界70カ国以上で一斉に実施されています。 

www.kref.or.jp

 

 試験は韓国語能力試験Ⅰ(初級)と韓国語能力試験Ⅱ(中・上級)に分かれているのですが、さらに韓国語能力試験Ⅰ(初級)は1級と2級に、韓国語能力試験Ⅱ(中・上級)は3級~6級に成績でランク付けられるのです。

 各試験で設定されている最低得点を取れない場合は”不合格”になりますが、逆に言うと最低得点さえ取れていれば、何かしらの級には認定される仕組みになっています。

 

 韓国語能力試験Ⅰは聞き取り30問と読解40問の問題のみですが、韓国語能力試験Ⅱには聞き取りと読解それぞれ50問、加えて書き取りが4問あります。試験に書き取りが設けられている部分が他の検定試験と異なる点と言えます。

 また独学ではなかなか勉強しづらく、正解が不明瞭のためどう試験対策に取り組めばいいのか分からないかと思います。

 

 同じく韓国語の検定試験として、ハングル検定がありますが、こちらは日本で韓国語を勉強している人向けに設けられた検定試験です。そのためハングル検定の問題文は日本語で書かれていますが、世界中で開催されている韓国語能力試験(TOPIK)はすべて韓国語での記載になります。また、韓国語での作文があるというのも韓国語能力試験(TOPIK)の特徴だと思います。

 

 ちなみに、昔の韓国語能力試験は英検などと同じように、一度取得すれば特に資格に期限はありませんでした。しかし現在は、TOEICなどと同じように2年間の有効期限が設けられています。

 受験者数稼ぎのためか…と邪推してしまいますが、語学は一度取ったら終わりという訳ではなく勉強を続けていないとどうしても衰えて行くものなので、有効期限があるのはしょうがないのかなという気もします。

  かく言う私も受験したのは2014年のことなので、2016年には有効期限が切れてしまいました…

 

韓国語能力試験(TOPIK)を受けようと思った契機

 

 大学時代に1年間、私は韓国のとある大学に交換留学行きました。現地で韓国人の学生と一緒に大学の講義を受けるのと同時に、語学堂(オハクタン)と呼ばれる語学学校に通って韓国語を勉強しました。

 充実した留学生活を終え、帰国。その後韓国系企業に勤めるでもなく、普通の日本企業に就職しました。

 日々の業務に追われる中、韓国語を忘れてきたという危機感を抱き始めたことと、「私は韓国語できます!」と人に胸を張って言えるようになりたいという思いから、受験を決意しました。

 受けるに当たって目標が必要だと思うのですが(そもそも試験対策のテキストが受ける級によって違う)、もちろん6級を目標に設定しました。

 

 ちなみに6級の認定基準は…

 ・専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
・ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。韓国語能力試験 | 韓国教育財団

 

 字面だけ見ると、とてつもなく韓国語ペラペラ感が漂っていますね。この認定基準に尻込みすることなんてありません。個人的な経験からですが、きちんと勉強していれば6級はかならず取得できます。

 ②では、実際に私がどのように勉強したのかを具体的に紹介していきます。もう少しお付き合いください。