高望みしなければ、人生楽しくないと実感した件
母が好きなこともあり、物心ついたころから林先生の小説とエッセイを読んできました。いつか講演会に行きたいと夢見ていましたが、今日その夢が叶いました。
会社の福利厚生を利用して、直木賞作家の林真理子先生の講演会に行ってきたんです。テーマは”私の仕事から”
私が一時間半の公演を聞いて、感じたことを書きます。
- 情報のコンビネーション
『西郷どん』から『我らがパラダイス』へ、はたまた出版業界の裏事情から取材兼旅行の話へ。次から次へと話が進んでいき、まるでテーマパークのアトラクションみたいでした。話がとうとうと流れるとはこのことなんだなぁ、と感じました。たくさんの人と出会い、多くの体験をし、波乱万丈で濃い人生を送られてきたことが明確でした。
頭が良いかどうか、話が上手いかどうかは、”情報と情報をいかに組み合わせできるか”にかかっていると思うんです。
林先生は自分の体験と見聞きしたことをマッチングさせて話を展開していくことが本当に上手いです。しかもそこにセルフディスを混ぜ合わせてる。エッセイにも書かれてますが、林先生のお友達が「林さんって面白い」という理由が分かりました。
- 経験が仕事を生み、仕事が経験を育む
講演の中で、本を発表して得た印税で次回作を執筆するための取材に行くというくだりになりました。
私は一般企業に勤める企業人なので、自由なフリーランスの作家さんはいいなーと
でも落ち着いて考えると、これはどんな人にも当てはまりますよね。会社からお給料をもらっている人も、仕事で培ってきた経験が新しい仕事のきっかけになり、その新しい仕事をすることによって今までにない経験を積むことになるんですから。
その視点で捉えると、企業人でもフリーランスでも仕事と経験の関係性は変わらないですね。企業人でもいくらでも仕事を創り、経験を育んでいける。
いつか林真理子先生の講演会に行くという夢は叶ったので、次は林先生と直接会って話をするという目標を立てました。でも今のままじゃ会ってもらえないですね。林先生の貴重な時間に対して、私が対価として提供できるものが皆無なので。お会いできても自分の無知さにいたたまれなくなるでしょう。直にお会いする時には、私が会う価値がある人間だと思ってもらえる人物になっていたいです。
高望みがない人生なんて、つまらないので、どんどん高望みすることにしました。分不相応な希望を持つ、その希望を達成するために行動する、希望が実現する、だから人生は楽しいんです。