pokonyanko’s blog

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韓国から帰国して2年後に、韓国語能力試験(TOPIK)の6級に受かるまで~②~

 前回のブログでは、韓国語能力試験(TOPIK)がどういった試験なのかということの説明と、私がなぜ韓国語能力試験(TOPIK)の6級合格を目指すようになったのかという契機について書きました。

 

pokonyanko.hatenablog.com

 

 今回の記事では、6級に受かるために実際に行った勉強方法について紹介をしていきます。試験問題の性質から①聞き取りと読解と、②書き取りとに分けました。

 

 

韓国語能力試験(TOPIK)の勉強方法

①聞き取りと読解ー過去問題を何度も解く

 聞き取りと読解対策ですべきことは、ただ”過去問題を何度も解く”ことです。試験への不安から色々な問題集に手を出したくなりますが、過去問題を集めた問題集1冊で十分だと思います。その問題集の問題を覚えてしまうくらいにやり込むのです。

 

 ちなみに、私が試験対策として購入したテキストは、韓国留学中に現地の書店で購入した韓国語能力試験(TOPIK)の4年分の過去問題と解答がセットになった問題集です。その他には特に単語集も文法のテキストも購入しませんでした。

 

 私は上記の問題集に載っている、4年分の過去問題を5回は解いてみました。間違えた問題には正の字を書き、試験が近くなってきたら、正の字を付けておいた問題を重点的に解いていました。

 

 テキストの選び方としては、個人の好みがあるので絶対的なことは言えないのですが、私は問題と解答が1冊ずつ別々になっているものがいいと思います。巻末に解答・解説が付いている問題集の場合、問題を解いた後、解答で正誤を確かめ解説を読み、また次の問題を見るために前のページに戻るという作業が嫌だからです。

 テキストをめくりめくりして、自分が何番の問題の答え合わせをしていたのか分からなくなってしまうのを防ぐためにも問題と解答・解説は別になっているものをオススメします。

 偉そうに言っていますが、かく言う私が買ったのは巻末に解答・解説がついている問題集でした。なので試験勉強を始める際に1冊の問題集をバラバラにほどいて、問題と解答・解説に分けました。

 

 

②書き取りー文字数を埋める

 書き取りについては、”とにかく文字数を埋める”ことが大切です。

 過去問題には書き取りのトピックも載っていますので、その問題を実際に解いてみるのです。過去の書き取り問題について何度も書いてみるのもいいですし、日常で目にする社会問題などについて自分の意見を韓国語で書き記してみるのも良い勉強になると思います。

 

 書き取りした内容を添削してくれるような韓国人の先生や友人がいるなら、その方に見てもらえばいいと思います。しかし添削をしてくれる人がいないという場合には、とにかく何でも考え付くことを書いてみるといいと思います。

 

 私の友人で韓国の大学に正規入学し、4年間韓国に滞在していた子がいます。1年だけ留学した私よりもはるかにリスニング能力も高く、語彙も豊富でした。しかしその子から、韓国語能力試験(TOPIK)の書き取りで記述する内容に悩み、決められた文字数を埋められなかったために6級に受からなかったということを聞きました。

 

  ここから言えることは、記述する内容うんぬんの前にまず規定の文字数を埋めることの大切さです。決められた文字数み満たない解答は、それだけでマイナス点を取られてしますのです。

 

 文字数を超えた上で、次にできる限り知っている文法・単語を記述内容に盛り込むことです。様々な文法を多用することで、「私はこれだけ韓国語を理解していますよ」というアピールになります。

 

 ここまで来て最後に論理的に書けているか、が問われると思います。

 確かに、最初はAがいいという主張をしていたのに、結論はBがいいという見解で終わっていたら、「?」でしょう。ですが最初に主張していたことと、結論が異なるというのはほぼ起こらないでしょう。

 試験官にとっては受験者の解答が主張Aでも、主張Bでもかわないと思います。だから私は記述式での意見が、実際自分が普段から抱いている考えとは180度違うということもあります。文字数を埋めやすいほうの意見で論を展開していくのです。

 

 私はとくに添削を知り合いの韓国人に頼みませんでしたが、この記述対策で試験に挑み、無事に6級に合格しています。

 

 

なんだかんだ最後は情熱

 スポ根になってしまいますが、何はともあれ最後は「絶対に受かりたい」という情熱だと思います。明確な目標があれば、試験勉強も苦ではありません。むしろ私は、少しずつ伸びていく自分の語学力にワクワクしていました。また、6級に受かった未来の自分をイメージすると、今している勉強が楽しくなるはずです。

 好きな歌やバラエティ番組を見ながら息抜きをしてください。日々日本語で考えていることを、韓国語ではなんて表現するんだろうって頭の中でシュミレーションするだけでも語彙力が増えるのでオススメです。

 

 こうして挑んだ結果、どうだったのかについては③で発表します。もうしばしお付き合いください。